横川吸虫 Metagonimus yokogawai
ニッポンが誇る、世界のヨコカワ
| 病害性 | 成虫:少数寄生ではほとんど症状を示さない。しかし多数寄生すると下痢や腹痛、時には粘血便を 起こす。小児では症状が強くなる傾向がある。。 |
| ライフサイクル | 糞便とともに外界に出た*ミラシジウム包蔵卵は、第1中間宿主であるカワニナに摂取されると、 その腸管内で孵化する。貝内で成長し*セルカリアになると水中に遊出、第2中間宿主である 淡水魚(アユ・ウグイなど)に侵入する。そして、鱗の下や筋肉内で*メタセルカリアとなり、感染の 機会を待つ。終宿主はヒト、イヌ、ネコで、感染後約1週間で成虫となる。 |
| 体長 | 虫卵:28〜32×15〜18μm 成虫:1〜1.5×0.5〜0.8mm |
| 住まい | 小腸粘膜内。 |
| 感染経路 | アユ、シラウオ、ウグイ、フナ、コイなどの淡水魚(特にアユ、シラウオ)。 これらをナマや半ナマで食べることで感染する。(アユの刺身、シラウオの踊り食い等) |
| 弱点 | 駆虫薬プラジカンテル(ビルトリシド)攻撃にはもろい。 糞便内虫卵検査はMGL法などの遠心沈殿集卵法が適している。 |
| コメント | 発見者・横川定博士にちなんで命名され、その後の研究も日本人がリードした。あまり知られて いないが、日本で今最も感染者が多いのはこの横川吸虫である(100人に4人の割合)。 まさに「日本人の、日本人による、日本人のための」寄生虫といえよう。日本各地に分布する一方 韓国、中国、台湾、東南アジアなどでもみられる。淡水魚をナマで食べる習慣ゆえだろう。 |
*吸虫類の卵から孵化した全身に繊毛を持つ幼虫。
成長と共に変化し レジア→セルカリア→メタセルカリアと呼び名が変わる。
勇気のある方は、下にある画像もご覧下さい。
良い写真がなかったので・・・・・・・ (;^_^A
アセアセ
がっかりした? ごめんなさいね。 m(_
_)m
参考文献
●藤田 紘−朗 監修 「パラサイト・ワ−ルドへようこそ」 潟oイエル・メディカル
●臨床検査シリ−ズ 寄生虫鑑別アトラス 佐伯英治・升 秀夫・早川典之 メディカルサイエンス社
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