U輔子育て日記(ADHDの子供と共に) 幼稚園編 その9  
       
       なみだのびーだま
  3学期が始まってすぐのころだった。 久しぶりにお地蔵さんに変身したU輔を幼稚園に
送っていった。相変わらずこういう時はぷちたまから離れようとしない・・・で、すきを見てぷちたまは
くつを持って逃げ隠れた。 U輔は半泣きでぷちたまを探し、あきらめきれずに玄関でひざを抱えて
泣いていた。 やっぱ、ちょっとかわいそうかな・・・30分くらい一緒にいてやろうかな・・・・・・
迷っているとU輔に気がついたみや先生がU輔の手を引いて職員室に入っていった。
5分ほどしてみや先生はニコニコがおのU輔を連れてでてきた。いったいどんな魔法を使ったの?
U輔は両手で何かをしっかりにぎっているようだった。

幼稚園から帰ってバックを開けるとそれは入っていた。おおきなびーだまだった。全体が透明で緑の
ラインが何本もはいっていた。大きなビーだまなので、空にかざすと気泡がいくつもきらきらしてきれい
だった。U輔に このびーだまきれいだねちっちゃいちっちゃいシャボン玉がいっぱい入っているみたいだ。
というと  ぼくの涙もここにはいるかな・・・とちっちゃくつぶやいた。
じゃあいれてみれば?ってぷちたまがいったらU輔は目をつぶってびーだまを目にあてた。
はいったかな?まだ泣いてないもん・・・じゃあつぎ涙が出たときためしてみれば?・・・・・・・
そういうときにかぎって涙はでてこない。次の日だったかかんしゃくをおこしてわーわー泣いたのですかさず
ほらびーだま!といって手渡すとあ・そうだったという顔で目にびーだまを押し当てた・・・・・・
はいったかな・・・?のぞいてみ・・・・どれがそうかな・・・・・かなり大粒の涙だったから一番大きいやつじゃない?
これかな・・・・・・・・・・そんなやりとりをしていたらいつのまにか泣き止んでいた。
ほら!U輔涙なくなってるじゃない!きっともう全部びーだまの中に入っちゃったんだよ。
ほんとだ!!
U輔もいつのまにか自分が泣いていないことにびっくりしているみたいだった。

この日からこのびーだまはU輔とぷちたまの大事なたからものになった。

どんなに泣いていてもびーだまを目にあててやるだけでぴたっと泣き止むのだ。
もう、がちゃポンの買い置きは必要ないのだ。
泣きやみさえすれば、ぷちたまのいうことを集中して聞いてくれる。

あ・り・が・と・う みや先生 もう大感謝!!です。

                   感謝しつつ・・・つづく